- 職場で誰も本音を言わない
- 若手がすぐ辞める
- みんなが他人事で仕事をする
こんな職場が増えています。
研修を増やしても会議のやり方を変えても根本的な解決にはなりません。
なぜなら人と人との関係がうまくいっていないからです。
人間関係を性格の相性ではなくやり方次第で改善できるものとして扱います。
なぜこの考え方が大切かというと担当者が変わっても同じように良い関係を作れるようになるからです。
つまり誰でもできる方法があるということです。
今回は職場の人間関係がうまくいかない原因と
それを改善する具体的なやり方を紹介します。
難しい理論ではなく明日から試せる実践的な内容です。
職場の人間関係が壊れる本当の原因
チームがバラバラになる原因は実はとてもシンプルです。
それは仕事の話しかしないという日常の積み重ねです。
朝礼で売上の数字を伝えメールで指示を出し結果だけを確認する。
この繰り返しでは部下は自分は数字を出す道具と感じてしまいます。
すると最低限の仕事しかしなくなります。
また昔はこうだったという話ばかりする上司も問題です。
時代も環境も違うのに過去のやり方を押し付けても若い人は聞く気になりません。
むしろこの人とは分かり合えないと距離を置くようになります。
さらに良いことは何も言わず失敗したときだけ怒る上司もいます。
これでは部下は新しい物事に挑戦しなくなります。
失敗を恐れて無難な仕事しか選ばなくなるのです。
機械販売会社のA社の営業部で毎朝部長は売上がすべてだと言い
3人の若手の成績を全員の前で順位付けしていました。
すると若手たちはお客様の情報を隠すようになりました。
成功した方法も共有せず失敗は他人のせいにする。
そんな職場になってしまいました。
3か月で2人が辞め残った1人も転職を考え始めました。
最近の若者は根性がないと部長は言いましたが問題は部長のやり方にありました。
競争ばかりさせて協力するのを評価しない職場ではチームワークは生まれません。
信頼関係を作り直す具体的な方法
どうすれば信頼関係を作り直せるのでしょうか。
大切なのは一度にすべてを変えようとしない取り組みです。
小さな事柄から始めて少しずつ積み重ねていきます。
まず部下と1対1で話す時間を作ります。
そのとき「今の職場で働きにくいと感じる事柄を3つ教えてください」と聞きます。
批判されても言い訳せずまず聞くのが大切です。
次に聞いた内容からすぐにできる取り組みを1つ選んで実行します。
例えば
- 会議を30分短くする
- メールの返事を翌日までにするなどの具体的な行動です。
約束を守り続けると少しずつ信頼が生まれます。
また失敗を責めるのではなくみんなで学ぶ機会にします。
週に1回今週の失敗から学んだ内容を共有する時間を作ります。
失敗を隠すのではなく改善のきっかけにする文化を作るのです。
システム会社のB社で開発チームと営業チームがケンカばかりしていました。
社長は全員と個別に話をして納期の決め方が現実的でないという問題を見つけました。
翌週から受注前に開発チームも見積もりに参加するよう変更します。
また17時以降に仕様変更の連絡をしないというルールも作りました。
週1回の会議では今週の見積もりミスを共有しどうすれば正確になるか話し合いました。
3か月後には納期を守れる割合が60%から85%に上がりました。
社長への匿名アンケートでは決め方が分かりにくいという意見が出て
決定理由を文書で残すようになりました。
今日のまとめ
チームワークの問題を世代の違いや性格の問題で済ませていてはいつまでも同じ失敗を繰り返します。
人間関係には改善できるやり方がありそれは誰でも実践できます。
- 部下の話を聞き
- 小さな約束を守り
- 失敗を学びに変え
- お互いに意見を言い合える
この4つを続ければ3か月で職場は変わります。
ただし上司自身が本気で変わる覚悟がなければ部下は変わりません。
まずは今週中に部下と10分でいいので話しをしてみてください。
働きにくいと感じる事柄を聞いてできる取り組みから改善する。
この小さな一歩が大きな変化につながります。
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*次回発行は12月17日水曜日の予定です。
次回は第36話『多様な働き方を尊重する組織風土(組織の人間関係)』
次回もどうぞ宜しくお願いいたします。


