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ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第207話 ミネベアミツミの7本槍!

2017年12月12日 執筆:渡邉ひとし

第207話のテーマは『買収の先にあるもの』です。

軽井沢は絶好の避暑地

日本の避暑地、別荘地として有名な場所に「軽井沢」があります。

この軽井沢エリアでゴルフをプレイしたいと思いながら<軽井沢72ゴルフ>でのプレイはまだ実現していませんが「硬式テニス」が日本でブームだった30年ほど前には友人たちと軽井沢のペンションを借りて1泊2日で「テニス漬け」になり真っ黒に日焼けしていたことを懐かしく思い出します。

名古屋から軽井沢へ向かう途中に「くだものの里」と呼ばれる長野県下伊那郡松川町があり母の実家があるため途中で立ち寄りクルマのトランクいっぱいにリンゴを詰めてもらっていました。

<ミネベアミツミ>のビジネスモデル

軽井沢は長野県北佐久郡にありますが軽井沢町に隣接して同じ佐久郡の御代田町に本社を持つミニサイズのボールベアリングで世界一のシェアを誇る会社の<ミネベア>があります。

創業は1951年7月で創業者の高橋精一郎氏が<日本ミネチュアベアリング>として設立しています。

1966年に長男の高橋高見氏が社長に就任して以来積極的に企業の買収を繰り返して海外進出と事業を多角化しています。

その後1981年に<ミネベア>と社名を変更。

しかしバブルの崩壊後事業の選択と集中に切り替え2006年には娘婿である貝沼由久氏が社長に就任。

その貝沼社長が主導して……2017年1月には<ミツミ電機>と統合しました。

統合した新会社の社名は<ミネベアミツミ>です。

その<ミネベアミツミ>の2018年3月期の純利益が39%増になる見通しです。

さらに2020年3月期の営業利益を今期予想比37%増の1000億円という強気の目標を掲げています。

これはさらに企業買収を積極的に進めるほかロボットや自動車向けの需要がおおきく伸びると見込んでいます。

「産業のコメ」とも呼ばれるベアリングですが◉自動車の電動化◉小型のロボット◉ドローン◉高級家電などのモーターに使われるのが小型のベアリングのため<ミネベアミツミ>の需要がますます増えている状況です。

さらに<旧ミツミ電機>のゲーム機部品の販売も伸びているので2020年3月期の強気の目標になっていると思います。

今年9月にはアメリカの医療、航空機用の精密機械加工事業の<C&Aツールエンジニアリング>を買収しています。

この買収では3Dプリンティングに関する技術も同時に取り込めるのが魅力です。

今年5月に<リコー>と業務提携しましたが介護施設向けに体重や心拍などの情報を集めるベッドセンサーシステムを開発することが目的です。

<旧ミネベア>の重量センサーと<旧ミツミ>の無線部品を組み合わせ患者の状態を遠隔地で分析する技術を売り込みますがこれは経営統合した強みをいかして新しいものを生み出す事例になります。

さらに統合してからの新商品開発としてはスマホなどで操作できるLED照明器具の「SALIOT」があります。

著名デザイナーの森田恭通氏がデザインを担当していますがすでに伊勢丹新宿本店で採用されています。

商品によって照明の照度や色合いや向きを変えられるのが特徴のため営業時間内でもその場で照明を調整できます。

この製品に<旧ミツミ>の無線技術や監視カメラ技術を取り込みさらに付加価値の高い商品にしていくことが可能です。

『キーワードはコネクティビティーとセンサー』と貝沼社長は経営統合について記者会見で語っていますが将来のライフスタイルの変化を予測して手を打っています。

貝沼社長は日米の弁護士資格を持つ異色の経営者ですが「国内外でのM&A案件を常に検討している」といいます。

また中・長期的に事業の成長の狙いを『ミネベアミツミ七本槍』と呼び◉ベアリング◉モーター◉センサー◉コネクタ・スイッチ◉電源◉無線・通信・ソフトウェア◉アナログ半導体という7つの事業を掲げています。

したがってこれら「七本槍」に沿った企業のM&A案件に取り組んでいくとみられます。

この「七本槍」がお互いに相乗効果を生むためのあらたなビジネスモデルがこれから必要になります。

(*ブログ=土日祝日を除く平日)

このことから何を学べるでしょうか?

成長のめざましい企業は……複数の事業を扱うことになるが常に選択と集中を意識して事業の相乗効果を考えていく必要がある。

◉Amebaブログ:◉Ameba0wnd:◉Facebook:◉Facebook頁:ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針

◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源

現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる

今日という日は未来のスタート地点である*注1 仮想現実:(VR= virtual reality)感覚を刺激することで現実のように知覚させる技術。

*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

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