今日のテーマは『協力で得られる成果』です。
農業ビジネスの現実はきびしい
サラリーマン時代を終え独立起業したときのことです。
一時期ですが「農業ビジネス」に関わっていました。
このときに知った衝撃の事実はいくつもありますがなかでも経営効率の低さからコスト高になっている現実でした。
世界の農業に比べると日本の農業の実態はひとり当たりの耕地面積が極端に狭いためそれほど多くの売り上げを見込めるわけではありません。
コスト高になればなるほど利益が減ってしまいへたをすると赤字になってしまうのです。
こんなことではなんのために精魂込めて作物をつくり続けているのかわからなくなります。
2社が協力することで得られる成果
ところがこの問題児である「生産コスト」を30%も下げることができるというではありませんか。
これは日本の農業にとって画期的な出来事であり農業従事者にとってはまさに朗報です。
しかもコスト削減の効果だけではなく売り上げに直接関係するコメの収量が30%も多くなるというのです。
もう願ったり叶ったりですね。
これを実現させるのは<クボタ>と<住友化学>です。
<クボタ>は国内で最大手の農機メーカーであり<住友化学>は国内でトップの農薬メーカーです。
2社がタッグを組んでこの「新農法」で試験栽培をスタート。
目標の2020年に試験栽培の効果が証明されればこの「新農法」をあらたに販売していくことになります。
その結果農家の方々の収入が増えれば農業を廃業することもなくなるのでこんご、2社から農機や農薬などの商品を継続して購入してくれることになります。
この考え方を『ライフタイムバリュー(*注1=)』と言います。
お客様の生涯にわたるほどの長い間継続して商品を買ってもらえることは企業にとっては、長期間にわたって安定した収益を得られることになりまさに、需要と供給の「WIN・WIN」の関係が成り立つのです。
これも単独の企業では成し得なかったことであり<クボタ>と<住友化学>による「企業間コラボレーション」の成果です。
*注1=ライフタイムバリュー「顧客生涯価値」と訳される。
お客様の生涯にわたるほどの長いあいだ継続して価値を提供すること。
継続して購入してもらうこと。
このことから何を学べるでしょうか?
企業は……1社単独ではできないことも2社が協力し合うことでおおきな成果を生むことができる。
企業は……お客様を一過性の購入として見るのではなく長いあいだ継続して購入してもらえるために創意工夫することが求められている。


