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ブログ / ビジネスモデルの企業事例

第138話 マツモトキヨシが、追い抜かれた!

2017年9月22日 執筆:渡邉ひとし

今日のテーマは『選択のむずかしさ』です。

おおきくなってきたドラッグストア業界

ドラッグストアの勢いが止まりませんね。

大学で就活の相談を学生から受けているときにドラッグストアからの学生募集が増えてきたと感じましたが実際に、数字上でもその勢いがあらわれています。

前職の広告業界で大変にお世話になった百貨店。

その百貨店業界の総売上高をとうとうドラッグストアが追い抜いてしまいました。

この百貨店業界の総売上高は広告業界のそれと同じ規模なので広告業界と売上高で肩を並べるぐらいにまで成長したことになります。

ここまでの成長を誰が予測できたでしょうか。

なにせ調査を開始して以来16年連続で売り上げが増加しているので百貨店とは正反対の売り上げ好調の状況が続いています。

これから、どの業態で事業を展開するのか

しかし全体的に売り上げが伸びていると思っていましたが予想以上に激戦状態が続いていて20年近くトップだった<マツモトキヨシホールディングス>を2016年度に<ウエルシアホールディングス>が追い抜き首位に躍り出るようです。

この差は何かというと「調剤事業」への取り組みの違いでした。

国の制度が変わったことで<ウエルシアホールディングス>は積極的に「調剤事業」へ取り組み結果として、業界のトップになりました。

そもそもドラッグストアの競合になるのは、どこかと言えばスーパーマーケットでありコンビニエンスストアであり一般の薬局店になります。

それだけ扱う商品が幅広いということになりますが自宅近くのドラッグストアで買い物ついでに見回してみても

  • 医薬品
  • 日用品
  • 食品
  • 化粧品
  • 酒類など、大きな棚が並んでいます。

しかも、モノによってはスーパーより安いので年配のかたが薬を買うついでに他の商品もまとめ買いするという状況も自然に生まれるのだと思います。

これからのドラッグストアは⑴ 安売りに比重をおいたタイプ⑵ 接客に比重をおいたタイプ⑶ 調剤事業に比重をおいたタイプなど3つのビジネスモデルに分かれて競争に激しさを増していくようですがはたして、これから市場がどのビジネスモデルを求めているのか?

各社のビジネスモデルが試される流れになってきています。

「業態」=「ビジネスモデル」という一面もありますがこの3つのタイプを路線変更するのはなかなかむずかしいと思われます。

これからの成り行きを見ながら自社に当てはめて考えてみることも経営のシミュレーションとして参考になると思います。

このことから何を学べるでしょうか?

企業にとって……業態を変更することはそれほど簡単なことではない。

ビジネスモデルを変えることで業界内での順位は入れ替わる。

*注1 TRI:トヨタ・リサーチ・インスティテュート「顧客第一」の考え方をもつこと。

*注2 Amazonエフェクト:Amazonの影響による売り上げの激減で業界のシェアをうばわれ最悪のばあい倒産に至る現象のこと。

渡邉ひとし
渡邉 ひとし株式会社未来デザインカンパニー 代表取締役/持続型経営コンサルタント

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