第278話のテーマは『財務体質の安定を目指す』です。
(ブログ=平日投稿です)
マイブームになっているビール
最近のマイブームのひとつが「アサヒスーパードライ瞬冷辛口」です。
前職のサラリーマン時代から飲み続けているアルコール類は唯一「アサヒスーパードライ」だけでした。
サラリーマン時代は営業職でもあり「毎日が飲み会」の状態でしたがほぼ毎日の(定番の)飲み方は夕方から翌日深夜の2時まででした。
公共交通機関は動いていないのでタクシーで名古屋から大垣の自宅まで高速道路を使っても1時間余り掛かるので就寝時間が午前3時半〜午前4時ごろ。
そして午前7時前に起床して会社へ出勤するという日々でした。
その飲み会で飲むアルコールは◉ビール(国産、輸入)◉焼酎(芋、麦)◉日本酒◉スコッチ◉バーボン◉カクテルその中でも飲んで「うまい!」と感じるのは日本酒でしたが酒に弱いので敬遠気味。
もっぱら飲むのは生ビールで2次会以降は芋焼酎が定番でした。
いろいろなビールの銘柄を試しますがうまい!
と感じるのは「アサヒスーパードライ」だけでした。
<アサヒグループHD>のビジネスモデル
1889年に大阪府大阪市で鳥井駒吉により<大阪麦酒会社>が設立されました。
1892年5月に「アサヒビール」を発売しています。
1906年3月に<大阪麦酒><日本麦酒><札幌麦酒>の3社合同により<大日本麦酒>を設立。
1949年9月に財閥解体を実施するための法律である「過度経済力集中排除法」により<大日本麦酒>より分割され<朝日麦酒>が設立されました。
1989年1月に現在の社名である<アサヒビール>に商号を変更しました。
2016年10月に世界最大手のビール会社である<アンハイザー・ブッシュ・インベブ>から欧州ビールメーカー3社と販売会社1社を約3000億円で買収しました。
それから2ヶ月後の2016年12月には<アンハイザー・ブッシュ・インベブ>とチェコ、ポーランド、ハンガリースロバキア、ルーマニアの東欧5カ国のビール事業を約9000億円で買収する合意をしたと発表しました。
<アンハイザー・ブッシュ・インベブ>は<SABミラー>の買収で世界シェア30%の巨大企業になり独占禁止法への抵触を恐れたため傘下の当該企業の売却を決めました。
<アサヒグループホールディングス>の(以下、アサヒグループHD)売上高の海外比率は10%強程度です。
<アサヒグループホールディングス>の世界シェアでは1%強しかありません。
このまま国内市場だけでは成長が先細るという危機感を強めていました。
<アサヒグループHD>の小路明善社長は「世界の高級ビール市場での競争力を高めていく」と述べています。
2016年12月期は連結営業利益が前期比4%増でしたが6期連続で過去最高を更新しました。
第三のビール「クリアアサヒ」の売れ行きが他のビールや発泡酒の低迷をカバーしました。
2017年6月に中国飲料大手である<康師傅飲品>の保有株全てを売却すると発表しました。
<康師傅飲品>は中国の即席麺最大手である<康師傅>との合弁会社でしたが2016年の10月と12月に西欧と東欧のビール事業を1兆2000億円程度で買収しこれからは欧州事業へ事業の選択と集中を進める狙いです。
2017年8月に台湾に酒類を輸入販売する子会社である<アサヒビール台湾>を設立しました。
販売の合弁会社から子会社に切り替え販路拡大などに力を入れ市場を開拓してビールなどの販売を伸ばす狙いです。
2017年10月にインドネシアでの飲料合弁事業の売却交渉を始めると発表しました。
中国のビール2位である<青島ビール>の株式の売却を検討すると発表しました。
これらは欧州事業への事業の選択と集中を進める狙いです。
2017年11月にチルド飲料子会社の<エルビー>を投資ファンド会社に売却しました。
<アサヒグループHD>は2018年3月までに非中核事業や経営の主導権のない事業の整理にめどをつける方針を立てています。
2018年2月に2017年のスーパードライの海外販売が1千万ケースを突破したと発表しました。
2018年3月からスーパードライから出す派生商品である「瞬冷辛口」を通年商品として発売。
昨年5月に期間限定商品として発売したところ予想を上回る好調ぶりのため20~30代の若い層向けの新たな需要開拓を狙っています。
2017年12月期の事業利益が前期比32%増だったと発表しました。
国内の酒類事業の売上高が0.8%減で事業利益が0.6%増に対して国際事業の売上高は2.5倍で事業利益は5倍になりました。
これは2016年に立て続けに買収した欧州のビール事業が貢献しています。
◉イタリアの老舗「ペローニ」◉イギリスの「ミーンタイム」◉チェコの「ピルスナーウルケル」などは高級ビールで採算が良いため収益向上の大きな要因になっています。
2018年3月からCEO職を引き継いだ<アサヒグループHD>の小路明善社長は◉「ペローニ」◉「ピルスナーウルケル」◉「スーパードライ」の3ブランドを高級ビールの国際展開の柱に位置付け自国外での販売を2023年をめどに現在の1.5倍強にする方針です。
2018年5月に発表した2018年1~3月期の連結決算は純利益が前期比5.3倍に急増しました。
先ほどの3ブランドの販売がビールの売上を牽引しています。
その他に炭酸飲料の「ウィルキンソン」と乳酸菌飲料の「カルピス」が伸びています。
一方で2017年12月末には有利子負債が1兆2000億円超まで拡大しています。
高額で買収した欧州事業が好調ですが国内でのビール事業の販売が低迷しています。
拡大した有利子負債を減らさない限り次のM&Aなどの成長投資はできません。
次の成長戦略を描くためにはどこまで短期間で有利子負債を減らすかに掛かっています。
財務体質を安定させ新たなビジネスモデルを描くことが目の前の大きな課題です。
(次回ブログ=6月15日金曜投稿です)


