第216話のテーマは『自社の強みに甘える』です。
(*ブログ=月・水・金曜に投稿)
ことし一年、有難うございました。
2017年も残すところ今日を数えて3日となりました。
この一年ブログを読んでいただきほんとうに有難うございました。
中小企業の経営者の方々がまいにち奮闘努力されている姿を間近で見ることが多いのですがいつも頭の下がる思いでいっぱいでした。
なにか私にできることはないかと思いながら考えていましたがある著名なおふたりの指導を受ける機会を得ることができました。
いくつかの指導の中で……「世の中の役に立つブログを100本になるまで毎日手を抜くことなく書き続けよ!」
という私にとってはハードルの高い課題をいただきました。
それをきっかけに毎日ブログを投稿し181話まで書くことができました。
その後は日常業務が増えたこともあり投稿する曜日を変更して211話からは月・水・金曜の平日3回の投稿に変わりましたがこれからも手を抜くことなく書き続けていこうと思います。
これからも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
<エヌビディア>のビジネスモデル
最近は「自動運転車」の話題が多くなってきていますが自動車メーカーだけではなく他の業界からも多くの企業が参入してきています。
自動運転の実現には「人工知能(AI)」が欠かせませんが2016年10月に<テスラ>は全モデルに自動運転用の高性能ハードウエアを搭載すると発表していますがその車載コンピューターに搭載されているAI(人工知能)は<エヌビディア(NVIDIA)>の「NVIDIA DRIVE PX2」です。
これはノートパソコン150台分の処理性能を持っていますが今年1月にはドイツの<ボッシュ><ZF><ヒア>に日本の<ゼンリン>を加えた4社と自動運転の分野での提携を発表。
世界の自動車メーカーで言えば◉アウディ◉BMW◉ダイムラー◉フォード・モーターなども同社製品を採用していて今年1月には<メルセデス・ベンツ>とも自動運転向けのAI分野で提携すると発表しています。
さらに今年5月には<トヨタ自動車>と自動運転車の開発で提携すると発表しており世界の自動運転車の開発に<エヌビディア>の存在がますます大きくなってきています。
1993年にジェンスン・フアン氏が創業した半導体メーカーですが1997年に発売したGPUの「Riva128」がヒット。
その後、多くのメーカーが合併や事業撤退などを繰り返して現在のGPUメーカーは<エヌビディア>と<AMD>の2強になっています。
GPUは「3次元」のコンピューターグラフィックスを処理するための半導体ですが<任天堂>の「スイッチ」にも<エヌビディア>のGPUが採用されていて売上の60%を占めるゲーム向けの売上高が増え今年8~10月期の決算は売上高が前年同期比32%増の過去最高となっています。
また<エヌビディア>のGPUがAIのディープラーニングに適しているため<Facebook><Amazon><百度(バイドゥ)>などのAI開発のトップを走る企業が<エヌビディア>のGPUを採用。
その用途も◉ロボット開発◉画像診断◉画像監視◉商品や顧客間のマッチング◉投資の判断◉設計の自動化など幅広く使われています。
今年5月には<ソフトバンクグループ>が<エヌビディア>の約4000億円分の株式を取得したと報道していますが<エヌビディア>への投資をして自動運転分野への事業拡大につなげる考えのようです。
このように順調に見える<エヌビディア>の業績ですが今年11月下旬に<エヌビディア>がデータセンターで普及価格帯の半導体が使えないように利用規約を改定したことで世界のITエンジニアから多くの批判を受けているようです。
データセンターでシステムを構築した企業や研究機関が多くあり普及品の価格の11倍にもなる高価格帯の製品を推奨され一方的な利用規約の変更に対して「あまりにも横暴だ」との声もありこれから後発で提供されるであろう<Google>などのサービスにこれから乗り換えていくとする企業も出てきています。
とくに中小企業や研究機関などは予算に制限があるため突然の規約変更の負担が大きく<エヌビディア>の利用者が激減することも予想されます。
自社の強みに乗じて自社の利益を優先すればそのビジネスモデルが崩れることを再認識する必要があります。
*注1 仮想現実:(VR= virtual reality)感覚を刺激することで現実のように知覚させる技術。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


