第192話のテーマは『見た目だけではわからない』です。
お掃除ロボットを使うことに
子供たちが独立をしてそれぞれが家を建て子供を持ち両親も他界したこともあり我が家は妻と愛猫2人(2匹)の核家族になりました。
おかげさまで今でも妻も私も仕事を続けています。
増築ならぬ「減築」も考えましたが先のことを考えるとこのままの状態で残しておきいざとなれば子供たちに判断してもらおうと考えています。
しかし家族6人の住居として考えて新築したこともありさすがに日々の掃除も全室まで行き届かず今年の春から我が家でも「お掃除ロボット」のお世話になることになりました。
<アイロボット>のビジネスモデル
「お掃除ロボット」の代名詞になった『ルンバ』は<アイロボット>の製品。
やはり世界のなかでも「お掃除ロボット」の首位メーカーです。
掃除機といえば「白物家電」ということで一時期は日本の家電メーカーの独壇場の様相を示していましたがほぼ全家庭に普及したころからメーカーごとの商品の差別化に余り差がなくなりました。
その後韓国や中国のメーカーが「白物家電」に進出してきたことで日本の家電メーカーにとってはあまり魅力ない製品群になりました。
商品開発の限界と思われていた「掃除機」という商品でしたが1990年の<ダイソン>による「サイクロン式掃除機」の登場や2002年<アイロボット>による「ルンバ」の登場などでそれまでの日本メーカーによる掃除機の概念が変わりました。
そもそも<アイロボット>は1990年にロボット学者である
- コリン・アングル
- ヘレン・グレイナー
- ロドニー・ブルックス
の3氏によって創設されました。
地球外探査ロボット「ゲンギス」や地雷を探知除去するロボット「アリエル」などの軍事用ロボットの開発が主体だったようですが昨年の2016年2月には軍事用ロボット部門を米投資ファンドの<アーリントンキャピタルパートナーズ>へ売却することを発表。
<アイロボット>のコリン・アングル会長兼CEOは家庭用ロボット市場をリードしていく企業として家電などをネット経由で操作するコネクテッドホーム向けの技術開発に集中していくと述べています。
軍事用ロボットの開発をやめて家庭用ロボットの開発へと「事業領域(ドメイン)」をシフトしたことになります。
2015年10月に発売したロボット掃除機「Roomba 980」は掃除をする部屋の地図を作成する機能を備えていていますが韓国のロボット掃除機メーカーである<サムスン電子>や<LG電子>などは詳細な精度は余り無いようですが2008年から搭載している機能です。
しかし「Roomba 980」は移動したイスや置かれた荷物も認識して間取りや家具の位置を高精度に認識することができるといいます。
今年3月にルンバ向けスマートフォンアプリの「iRobot HOME App」を更新しました。
これによりルンバが作製した地図をチェックすることができます。
さらにスマホで遠隔操作できるルンバは家庭内の家電情報も収集できるためルンバの制御アプリを通じて家電を一括操作するという狙いがあり現在は各家電メーカーと提携に向けて話し合いを続けています。
コリン・アングルCEOはIoTに対応した家電製品を制御する中核機器にしようと考えています。
今年8月から日本で販売するルンバ全機種をスマホで遠隔操作できるようにしました。
ルンバが家庭に1台あればあなたのマイホームにあるIoT家電を外出先からルンバを介してスマホですべて操作できるようにするということになります。
ですから<アイロボット>が将来に描いているビジネスモデルというのはルンバを核とした「スマートホーム」の実現なのです。
単なる「お掃除ロボット」と侮(あなど)ることなかれ。
(ブログ投稿:土日祝日を除く平日)
このことから何を学べるでしょうか?
祖業を持つ会社でも……「時代や社会の変化」や「自社の描くビジョン」により祖業(注1)以外の事業に取り組むことが大切である。
「本業」とは……「祖業」のことでは無い。
その時代に合った事業がそのときの「本業」になる。
*注1=祖業会社創業時の事業のこと。
<トヨタ自動車>の祖業は<豊田自動織機>になる◉Amebaブログ:◉Ameba0wnd:◉Facebook:◉Facebook頁:ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針


