第187話のテーマは『強い意志を持つ』です。
なつかしいタイトルコール
『タケダ、タケダ、タケダタケダ、タケダ、タケダタケダ、タケダ〜〜!』
テレビでウルトラマンが始まる前にかならず聞いていた「武田アワー」のタイトルコール。
いまでも思い出すと頭の中で音楽が流れます。
- ウルトラセブン
- ウルトラQのときにも流れていました。
とうぜんですが幼い頃の記憶なのであまりはっきりとは覚えていませんがこのタイトルコールの音楽だけははっきり覚えています。
長いあいだ広告業界にいましたが広告の影響力をあらためて感じます。
<武田薬品工業>のビジネスモデル
その広告主は<武田薬品工業>ですが創業は1781年と言いますからすでに創業から236年目を迎えている老舗企業になります。
国内最大の製薬会社ですがいま大改革に取り組んでいます。
それというのも2015年3月期の決算で上場以来の赤字に転落したことがおおきな要因になったと思います。
2003年に創業家の武田国男氏の後継者として長谷川閑史氏が社長に就任。
業界内で「宇宙人」と言われるほど大胆な思考性をもっているようで会長職の武田国男氏がCEOから外れた2006年から長谷川閑史社長が本格的に経営の舵取りをしています。
この頃から<武田薬品工業>の主力の糖尿病治療薬などの4品目が相次いで特許切れになることもあり有望な新薬候補を入手するため2008年にアメリカの<ミレニアム・ファーマシューティカルズ>を買収。
2011年にスイスの<ナイコメッド>を1兆円超で買収。
その結果として海外売上高は2.3倍に拡大して海外従業員数も4.1倍に増えました。
ところが世界の医薬品メーカーも大きな買収を繰り返しているため世界の売上高ランキングでの順位は変わらずに15位前後。
このためイギリスの<グラクソ・スミスクライン>から2014年6月にクリストフ・ウェバー氏を社長に迎え長谷川社長は会長職に退きました。
このときには……
- <武田薬品工業>が何の会社かわからない(「何屋さん」なのか?)
- 国内トップの企業維持か?グローバル化か?(ビジョン(目標)の選択)
という課題を抱えていました。
その課題解決のために決断した経営戦略はひとつ目はクリストフ・ウェバー社長の「選択と集中」でした。
◉がん◉中枢神経◉消化器という3つの領域に絞り込みました。
絞り込むということは手放す企業もあります。
創業家との関係も深い子会社の<和光純薬工業>を<富士フイルムHD>に売却しています。
ふたつ目は長谷川会長の推進してきたグローバル化を加速させることでした。
今年6月以降の新体制は4人いる取締役の3人が外国人で14人の執行役員クラスのうち11人が外国人になっています。
世界70カ国に拠点をもち70%の従業員が国外で働いています。
2016年からイギリス、中国、ブラジルの研究拠点を閉鎖縮小して日米2カ国に集約して研究開発部門の再編を実施しています。
将来有望な研究者をアメリカのボストンの研究所へ異動させ「がん」と「消化器」の研究機能をボストンに集約させました。
日本の湘南研究所には外部のベンチャー企業や外部研究員の受け入れを加速させて研究員数を現在の3倍にあたる3千人以上に増やしていきます。
今年1月には創薬ベンチャーであるアメリカの<アリアド・ファーマシューティカルズ>を約6100億円で買収しました。
ここまで戦略的に明確な路線と判断基準ができれば新たなビジネスモデルは確立できます。
クリストフ・ウェバー社長の『重点分野で力強い成長を続けている』という言葉が象徴するように2025年まで経営に関わると本人が表明している以上「グローバル競争力があり研究開発にたけた会社にする。」
という長期的な視点の覚悟を持ってこれからも挑戦し続けると思います。
(ブログは月〜金曜に投稿)
このことから何を学べるでしょうか?
業績が悪化した企業は……その原因を突き止め「選択と集中」を決断して強い意志と覚悟を持って果敢に挑戦を続けることで業績は回復していく。
◉Amebaブログ:◉Ameba0wnd:◉Facebook:◉Facebook頁:ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源
現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる
今日という日は未来のスタート地点である*注1 仮想現実:(VR= virtual reality)感覚を刺激することで現実のように知覚させる技術。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


