第181話のテーマは『現場が見えていない』です。
(*ブログ投稿は月〜土曜です)
懐かしい名車があった
<スバル>と聞いてすぐに思い出すのは「スバル360」。
車体はコンパクトながらあのボディラインは美しいと思う。
購入することはなかったけれども街中を走る姿は印象的でした。
そして「レガシィ」。
なかでも「ツーリングワゴン」のイメージが頭に焼き付いています。
当時の男性の話題は「プロレス」「ボクシング」「クルマ」。
ところがそれらに強い興味を持たなかったこともあり喫茶店や居酒屋で友人たちとその話題になるともっぱら聞き役に回っていました。
<スバル>のビジネスモデル
今年10月に資格を持たない従業員が完成車を検査していたと発表され25万台以上のリコールになりそうな気配です。
このところ<日産自動車>や<神戸製鋼所>などの「検査問題」が続いていますが<スバル>のばあい何が起こっていたのでしょうか?
2017年上半期をみると国内販売は毎月連続のプラス。
海外生産も新記録を達成しています。
2017年3月期も世界販売台数は過去最高を更新。
昨年12月には「インプレッサスポーツG4」が『日本カー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれています。
5年ぶりに全面改良された「インプレッサ」は運転支援システム「アイサイト」を標準装備することで安全性能を高め今回の受賞となりました。
今年4月から<富士重工業>の社名を<SUBARU>に改めましたが吉永泰之社長は「価値を提供するブランドとして生きる決意表明だ」とコメント。
その価値とは「安心と愉(たの)しさ」でありアメリカでは「LOVE」と定義しています。
また安全性能については「インプレッサ」とSUV車「XV」が国土交通省などが実施している衝突安全性能評価で大賞を獲得しました。
その意味では「スバル=安全」というイメージを強くしていました。
今年9月には開発、生産、調達や品質保証部門などの担当者で構成した部門横断の新組織を設置しましたが社内だけではなく部品メーカーの品質管理も徹底するため外製品質改善推進部も新設しました。
これは5年前と比べて約7割増の106万台となった世界販売台数のため急成長のひずみによる製品の品質に危機感を抱いたからです。
さらに今年度から設置したあらたなポストであるCQO(最高品質責任者)に近藤潤会長が就任していますが部門の枠を超えて指揮監督する立場になります。
まさに品質管理体制の強化に本格的に動き出していました。
今回の無資格検査の問題はその前の<日産自動車>の「無資格検査問題」が発覚しなければ現在も継続されている検査方法でした。
<日産自動車>の問題を受けて<スバル>の社内を点検したことで発覚したとされています。
<スバル>と<日産自動車>は1968年から2000年まで業務提携をしていたことがあり<スバル>が30年以上も同様の検査が続いていたことと無関係とは言えないかもしれません。
企業には「企業風土」や「企業文化」が存在していますが古いやり方を守り続けるということが「良い習慣」と「悪い習慣」にわかれたとえ「悪い習慣」であっても社内で『当社の常識』になっているため「問題意識」が生まれにくいという現実が起こりやすいのです。
吉永泰之社長が言う「今後は今のやり方を明文化するのではなく今の時代に何が必要かを根っこから全て見直して作り直す」この言葉はすべての企業にも当てはまることです。
「社内の常識が世間の非常識」になっていないか?
コンプライアンス(法令遵守)とコーポレートガバナンス(企業統治)が問われている時代です。
『現場』『現物』『現実』を重視する三現主義が求められています。
現在のビジネスモデルに「三現主義」を組み込んであらたなビジネスモデルを構築してほしいと思います。
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このことから何を学べるでしょうか?
経営者が……日常の業務に追われて現場を見て回ることがほとんどなくなると現場で起きていることが何も把握できなくなる。
そのまま放置することで取り返しのつかない事態に陥る可能性が高くなる。
ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源
現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる
今日という日は未来のスタート地点である*注1 O2O:(オンライン・ツー・オフライン)インターネットなどのオンラインからリアル店舗のオフラインへお客さまを呼び込む手法のこと。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


