今日のテーマは『根本的に体質を改善する』です。
一時代を築き上げた堤家の人々
昨日は次男に男児が生まれたので夕方は病院へ行ってきましたが次男が生まれた時と違いふっくらとしていました。
10月14日生まれということは天秤座ですね。
同じく10月(2日)に名古屋駅の南側にある「ささしまライブ24地区」で産声をあげたのが『名古屋プリンスホテルスカイタワー』このエリアは再開発地区として<愛知大学名古屋キャンパス><THE ART GRACE><中京テレビ放送>などなど。
多くの施設が建ち並び始めています。
このエリアに「プリンスホテル」ができることを個人的に歓迎しています。
それは若い頃に読んだ本の影響もあり『堤一族』に関心を寄せていたことが大きいのだろうと思います。
堤康次郎氏が創業した一大コンツェルンの西武グループ。
それを受け継いだ三男の義明氏が鉄道グループを形成。
異母兄で次男の堤清二氏は一流とは言えない<西武百貨店>を引き継いだに過ぎませんでしたが売上高で日本一の<三越>を追い抜くまでに成長させやがて<西友><パルコ><無印良品><ファミリーマート><ロフト>などの事業をはじめることで一大流通グループである<セゾングループ>を形成しました。
西武グループが反転攻勢に出る
堤康次郎氏は滋賀県の出身で「近江商人」の地に生まれていますが実業家としての手腕は「強盗慶太」の異名を持つ東急グループの創業者五島慶太氏と並んで「ピストル堤」との異名を持つほど豪腕だったと言われています。
しかし現在の高級住宅地である「国立」や「軽井沢」「箱根」「湯沢」などのリゾート地の開発をしたのは堤康次郎氏であることは間違いありません。
それを受け継いだ義明氏は
- 西武鉄道
- 西武ライオンズ
- 苗場、ニセコなどスキー場33カ所
- 川奈ホテルゴルフコースなどゴルフ場29カ所
- 品川プリンスホテルなどホテルチェーン日本一など。
巨大な西武鉄道グループにまでさらに築き上げたのです。
ところが2004年に<西武鉄道>の総会屋への利益供与が発覚して経営の総責任者の座を降りました。
さらに有価証券報告書への虚偽記載がありその責任を取ってすべてのグループ会社の役員職から辞任する事を発表しました。
翌年の2005年には<西武鉄道>の株式に関する証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
このことからメインバンクであった<みずほグループ>出身の後藤高志氏へ経営権が移ったことで<西武ホールディングス>を発足させ<サーベラス>の外部資本の注入で堤家との資本関係が整理されました。
その後<西武HD>の後藤高志社長による大改革が始まりました。
- プリンスホテル
- スキー場
- ゴルフ場など70以上の施設を売却か休止にしました。
これらの不採算施設を大幅に削減したことで10年後には営業収益が25%減りましたが営業利益は50%増えました。
2016年7月には「赤坂プリンスホテル」の跡地に大型の複合施設である「東京ガーデンテラス紀尾井町」を開業しましたが「赤坂プリンスホテル」時代の5倍の利益を確保しています。
さらに既存ホテルの改装を進めて客室単価を引き上げたことで2006年度の50%アップまでに営業利益を回復させました。
このように<西武ホールディングス>の業績が回復してきたことからリニア新幹線の開業を前にして品川エリアの大型開発計画や国内外のホテル数を現在の5倍(250施設)に広げていく計画を立てています。
海外のハワイでは<スターウッドグループ>とフランチャイズ契約を結び「ハプナビーチプリンスホテル」を<ウェスティンホテル>のブランドで営業していきます。
オーストラリアでは<ステイウェル・ホスピタリティーグループ>のホテル事業を買収しました。
アジアや中東の6カ国に18の施設を所有していますがインバウンド(訪日客)のお客様に対する接客ノウハウを現地ホテルへスタッフを派遣して学ばせようという狙いがあります。
2019年には池袋の西武鉄道本社ビルの跡地に複合ビルを建設して開業し2020年には所沢駅の駅ビルを再開発して全面開業します。
今年3月には「横浜アリーナ」を買収しましたが音楽ライブなどのイベント力を旧・西武ドームの「メットライフドーム」に展開していこうという目論見です。
新たな事業としては2019年からリゾート地に毎年1施設をつくり「会員制ホテル」の事業をはじめる計画です。
<リゾートトラスト>などが会員制ホテルを展開していますが全国に所有する<西武ホールディングス>の土地に毎年1カ所ずつ建設してきます。
いかがですか?
10年間のリストラの断行による大幅な改革の結果として全体の売上高は減りましたが営業利益が増えるという『メタボ体質』の企業グループから『高収益体質』の企業グループに変貌することができました。
売上ではなく利益を優先させるビジネスモデルに変えたのです。
このような変化を『企業が進化する』と言っています。
このことから何を学べるでしょうか?
進化する企業とは……従来の「考え方」や従来の「やり方」を根本的に見直して明確な目的と高い目標を掲げ勇気を持って行動する企業のことである。
ミッション:会社の目的ビジョン :会社の目標バリュー :会社の行動指針
◉理想のお客様◉協力者◉主要活動◉選ばれる理由◉収益 ◉チャネル◉提供する価値◉コスト◉経営資源
現象をみるのではなく本質をみることでなすべきことが理解できる
今日という日は未来のスタート地点である*注1 仮想現実:(VR= virtual reality)感覚を刺激することで現実のように知覚させる技術。
*注2 ストックオプション:「株式購入権」あらかじめ決められた価格で


