今日のテーマは『店舗に魅力を戻せ!』です。
つぎつぎと、百貨店が閉鎖されている
先週末にそごう・西武の百貨店が閉鎖されるという発表を聞いて「またか!」と思いました。
最近は報道機関による百貨店の閉店に関するニュースがおおきく取りあげられないようにあまり珍しいことではなくなりました。
あなたも、きっとそんな感覚をもっていると思います。
今回は来年2月に、2店舗を閉店するという報道でしたが千葉県にある、西武船橋店と神奈川県にある、西武小田原店でした。
今年2月には大阪にある、西武八尾店と茨城県にある、西武筑波店をすでに閉店したばかりでさらに今年10月にはそごう神戸店と西武高槻店の2店舗をライバルであるエイチ・ツー・オー リテイリングに売却することが決まっています。
百貨店の店舗に、魅力がなくなった
これらの百貨店のビジネスモデルを考えるとき百貨店の店舗は「⑦設備・機器・資金」になります。
このばあい百貨店の店舗を単なる「設備」と、とらえるのはあまりピンとこないかもしれませんがビジネスモデルの9つの項目ではやはり、「⑦設備(装置)」になります。
その設備をつぎつぎと閉鎖していくということは「⑧収益・収益方法」がどんどんと減っていくことになります。
それでも閉鎖を続けるということは別の意味が存在しているわけですがあなたは、すでにその理由を見抜いていると思います。
そうですね。
それは「利益の確保」です。
逆の見かたをすれば「損失を減らす」ことになります。
いわゆる「不採算店」を閉鎖していくという経営方針を実行しています。
いまのところ閉鎖している店舗は地方都市にある百貨店だけなので首都圏に集中した生き残り策を考えていると思えますがなぜ、地方都市の百貨店がダメになっていくのかと言えばそれは店舗が存続できるだけの売り上げを稼げなくなったからです。
その主な原因は
- 集客ができない
- 専門店にお客様を奪われた
- 店舗自体に魅力がなくなった
- 買い物客はクルマで郊外へ行く
- 一人あたりの購買単価が低くなったなどなど。
すべては、「お客様」の①購買意欲②購買行動③購買動機の変化によるものでありひとことで言えば「時代と社会の変化」に百貨店の業態と店舗が対応できていないことが原因です。
店舗に魅力がなければお客様は来店してくれません。
いまだに、「モノ売り」から脱却できていないようではお客様がふたたび百貨店に戻ってくることは考えにくいのではないでしょうか。
このことから何を学べるでしょうか?
店舗は…モノを買いにくるだけの場所ではないことを再認識する必要がある。
店舗は…機能の追求だけではなく楽しみの追求をすることでお客様に喜んでいただくことができる。
*注1 HD(ホールディングス:holdings):持ち株会社制。
親会社が大株主となり傘下の会社の管理をすること。
*注2 オムニチャネル:店舗とネット通販を連携させてあらゆる販路から購入できるようにすること。


