出版ブログの第10巻は……『販路と販促:その1』です。
(出版ブログ=火曜・木曜投稿です)
提供者側と顧客側との整合性を求める
拙著「ビジネスモデル虎の巻」の「第3章:販路と販促」の第1回目です。
前回のブログではお客様が求める「こだわり」を知っている必要があるとお話ししました。
いわゆる「顧客視点」「お客様目線」というスタンスになります。
「商品を作れば売れる」時代から「いい商品であれば売れる」時代へと戦後の復興期から継承してきた「提供者側の視点」ではありません。
この「提供者側(メーカー)の視点」とは『プロダクトアウト』とも言われマーケティングの要素を「提供者側の視点」から4つに分類した『4P』という分類法があります。
◉ Product (製品)◉ Price (価格)◉ Place (流通)◉ Promotion (プロモーション)これに対して「顧客側の視点」とは『マーケットイン』とも言われマーケティングの要素を「顧客側の視点」から4つに分類した『4C』という分類法があります。
◉ Customer Value (顧客価値)◉ Customer Cost (コスト)◉ Convenience (利便性)◉ Communication (コミュニケーション)上から適当に並べているのではなく『4P』と『4C』の項目ごとにそれぞれ対応しています。
この『4P』と『4C』の相互に矛盾がない状態にすることがマーケティングにとって重要なのです。
著書「第3章:販路と販促」:その1
たとえば「提供者側の視点」からの「Place (流通)」を考えてみましょう。
右肩上がりの成長社会であった日本の高度成長期には多くの種類の商品をスーパーなどに大量に並べておけばドンドン売れていきました。
しかし低成長が長く続いている現在のような成熟社会においてはお客様にとって便利な場所で商品を販売しないないと売れない時代になっています。
出版する著書のなかで「販路と販促」の一部を紹介します。
(以下、著書本文より)ネット通販は、セブン&アイ・ホールディングスにとっては、歯がゆい状況が続いていたのではないかと思います。
なぜならば、即日配送が十分にできないなど、配送網が障害になっていて、お客様への宅配が思いどおりにいかなかったからです。
ー中略ーアスクルの「即日配送網」のサービスという強い味方が加わることで、セブン&アイ・ホールディングスの『オムニチャネル』が一歩前進することになり、『オムニチャネル』を推進する、セブン&アイ・ホールディングスの『ビジネスモデル』を、これから構築することができます。
(以上、著書本文より)つまり「提供者側の視点」からの「Place (流通)」を「顧客側の視点」からの「Convenience (利便性)」に合致させるために<セブン&アイ・ホールディングス>は『オムニチャネル』を推進しているのです。
繰り返しになりますがマーケティング分類の『4P』と『4C』の相互に矛盾がない状態にすることが企業にとって重要になっているのです。
次回(第11巻)の出版ブログは『販路と販促・その2』をお話しいたします。
(次回投稿=6月19日火曜です)


