~事業を成長させる判断軸の磨き方~
あなたは毎日無数の判断を迫られています。
- いま採用すべきか待つべきか?
- この事業は続けるべきか撤退すべきか?
誰にも相談できず答えのない問いに向き合う孤独や判断を誤れば
事業も関わる人々の未来も変わってしまう重圧など。
私自身経営の現場で何度も迷い失敗も重ねてきました。
しかしその中で気づいたことがあります。
成功する事業家には確かな判断軸があるということを。
判断軸とは迷ったときに立ち返る基準であり
意思決定のスピードと質を高める羅針盤です。
それは経営理論だけでは得られません。
実践の中で磨かれあなた自身の経験と融合した際に初めて機能するものです。
このブログでは毎週木曜日事業を成長させるための判断軸を一緒に磨いていきます。
難しい理論ではなく明日から使える実践知識を。
小さな事業でも実行可能な具体的手法を。
あなたの事業の羅針盤を一緒に創っていきましょう。
*ホームページをリニューアルしました。https://md-company.jp/
++++++++++++++++++++
経営者と事業家の違い
判断軸で中小企業の迷走を防ぐ意思決定術
- 人材採用
- 設備投資
- 新規事業への参入
あなたは重要な決定の前で何時間も悩んでいませんか。
多くの中小企業経営者は正解がわからないまま時間だけが過ぎていきます。
この迷いから抜け出すには自分が経営者として動いているのか
事業家として振る舞うべきなのかを理解し明確な判断軸を持つ必要があります。
判断軸を設定すれば外部の意見や流行に振り回されず
一貫性のある意思決定ができるようになります。
判断基準が明確になれば選択肢を評価する時間が短縮され
社員も同じ方向を向いて動けるようになるからです。
組織全体のブレが減り無駄な試行錯誤が減ります。
今回は経営者と事業家の根本的な違いを明らかにし
判断軸がない経営が陥る3つの罠を解説します。
そしてあなた自身の判断軸を3つ作る実践的な手順を示します。
経営者と事業家その視点の決定的な違い
経営者と事業家。
肩書きは同じ社長でも見ている時間軸がまったく異なります。
経営者は今月の売上と資金繰りに追われがちです。
一方事業家は3年後の市場と顧客価値を見据えています。
どちらが正しいという話ではありません。
ただし会社を成長させたいなら事業家の視点は不可欠です。
成長期に足元の数字だけを見ていれば伸びしろはすぐに頭打ちになります。
事業家として成功するには最低限3つの要素が必要です。
第一に 3年後から現在へ逆算する時間軸です。
第二に 投資と撤退の基準を自分で決める覚悟です。
第三に 優先順位を短い言葉で表現した判断軸です。
これらが曖昧な経営者は銀行や士業の意見に依存しがちです。
他人任せの経営が続き責任だけが積み上がっていきます。
自分で決めない習慣が定着すれば社員も指示待ちになります。
製造業のA社は10年間売上が横ばいでした。
社長は新設備や展示会出展を毎年検討しましたが
判断基準はなんとなく良さそうだけでした。
社員の提案も「余裕がない」で却下し続けました。
一方同規模のB社社長は
3年で売上の7割を高付加価値品にすると決めました。
判断基準を
- 粗利率30%以上
- 顧客の深い悩みを解決できるかの2点に絞りました。
3年後にA社は依然として横ばいB社は売上1.5倍を達成しました。
差を生んだのは明確な判断軸の有無でした。
判断軸なき経営が必ず陥る3つの罠
判断軸が曖昧なまま経営を続ければ次の3つの罠に必ずはまります。
社長自身が何を最優先するかを決められていない企業の典型的な末路です。
第一の罠は何でも屋への転落です。
売上を追うあまり利益率の低い仕事ばかり増えます。
専門性もサービスも曖昧になり現場は混乱します。
採算が合わない案件が積み上がり社長も社員も疲弊していきます。
第二の罠は日替わり方針です。
昨日と今日で指示が変わり社員は自己判断を放棄します。
どうせまた変わると考え指示待ち組織になります。
社長自身もなぜその指示を出したか説明できず社内の信頼が崩れていきます。
第三の罠は外部依存です。
- 経営者仲間の提案
- 銀行の助言
- SNSの成功事例などに振り回されます。
現場の実情と合わない施策が増え社員は冷めた目で見るようになります。
時間とお金を使っても事業の本質は何も変わりません。
郊外でカフェを営むCさんはコロナ禍で売上が乱高下しました。
- テイクアウト
- デリバリー
- 通販と次々に手を出しては撤退を繰り返していました。
そこでCさんは判断軸を3つ設定しました。
- 常連客が誰かに紹介したくなるメニューか
- 客単価1,500円以上を維持できるか
- スタッフが自信を持って勧められるか
この基準で新施策を評価するようにした結果無駄な試行錯誤が減りました。
3ヶ月で売上が安定しスタッフの離職率も下がりました。
判断基準が明確になれば捨てるべき施策も見えてきます。
今日のまとめ
経営者と事業家の違いは
足元の数字だけを見るか3年後の顧客価値まで見据えるかです。
判断軸がないまま経営を続ければ
「なんでも屋」「日替わり方針」「外部依存」の罠にはまります。
今すぐ紙を用意し過去1年の重要な決定を3つ書き出してください。
それぞれで本当に守りたかった価値を正直に言語化します。
共通するテーマを3つに絞りそれを自社の判断軸として文章化します。
明日から1週間その判断軸に照らして意思決定を行ってください。
合わない部分があれば修正し自分だけの判断軸を磨き上げていきます。
迷いのない経営への第一歩は今この瞬間から始まります。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
*次回発行は12月18日木曜日の予定です。
次回は第2話『事業の羅針盤を作るあなたの判断軸設計ワークショップ』
次回もどうぞ宜しくお願いいたします。


